北海道旅行2日目、網走刑務所見学レポートです^^
若い頃、ずっと行きたいと思ってた「最果ての監獄」と呼ばれた網走刑務所。なんで行きたいと思ってたんだろうw
念願叶って今回行けたので大満足です。ゆっくり見ることが出来なかったのは残念だったけど、さっと回っただけでも雰囲気つかめて良かったです。
次回もし網走に旅行する機会があったら、今度は是非ともガイドツアーに参加したいな。
博物館 網走監獄
1983年に開館した博物館網走監獄は、旧網走刑務所の歴史的建造物25棟を保存展示する野外博物館。移築された建物は、19世紀後半~20世紀初頭にかけて建てられたもので、現存する木造行刑建築物としては最古のもの。2016年には、このうち8棟が国の重要文化財に指定され、6棟が登録有形文化財として登録されています。
入館料は、大人1100円、小中生550円。(しまった!私、大学生だから770円で入れるんだった!!・涙) 駐車場は無料でした。
鏡橋を渡り、
入館受付したら、中に入ります。
受付でパンフレットをもらい、順番に回ります。2コースあり、早回りコースは60分、じっくりコースは120分かかると書かれてます。
網走刑務所正門(赤レンガ門)
通称「赤レンガ門」と呼ばれる網走刑務所正門。
正門の左右には部屋が設けられ、一方は、正門担当看守が受け付けとして使い、
もう一方は、面会に来た家族が待合室に使います。
庁舎(重要文化財)
スタート地点は「庁舎」。
この庁舎は明治45年(1912)に建てられた和洋折衷式の建物で、典獄(現在の刑務所長)室などの刑務所の中枢が集まっていたところだそう。
庁舎では囚人が切り開いた北海道開拓の歴史と、重要文化財の見所を紹介した展示コーナーがありました。
旧網走刑務所職員官舎(看守長屋)
看守長屋は、明治45年に刑務所敷地内に建てられて、昭和58年まで刑務官の住宅として使用されていたそうです。
中に人形が!どんな生活をしていたか分かりやすいです。子どもも興味津々。
この宿舎は、拝命されたばかりの看守から与えられた最も狭い間取りの9坪の官舎。現在でいう1LDKです。階級が上がると少し広い官舎に移ることが出来たそうです。
休泊所(タコ部屋)
受刑者が塀の外に出て、日帰りできない作業をする場合は「休泊所」と呼ばれた仮小屋で寝泊まりしました。
柏布団1枚で1本の丸太を枕にしているのは、朝起床時間になると丸太の端をたたいて起こすためだそう。睡眠時間が4~5時間の睡眠不足な囚人達を起こす最良の方法だったとか^^;;
食事は立ってしてたんですね。娘、ガン見してますw
ご飯に梅干ししか入ってないよ~って、ちょっとびっくりしてましたw
耕耘庫
農園刑務所として全国的に有名な網走刑務所は、明治29年に開墾された農地は220町歩(21.800アール)にもなり、農機具や肥料をいれておく倉庫や、収穫された作物を入れる小屋が、板ぶきや草ぶきで10棟あったそうです。
鬼ハローってなに??w
説明によると、馬に引かせて土を砕く道具らしい!?
ホント、至る所に人形が居て再現してくれてるのでイメージが付きますね!
子どもに説明出来ない親としてはホントありがたい^^;;
漬物庫
冬の間、野菜が不足する網走では、秋に収穫した野菜を越冬用として貯蔵し、漬物にしていたようです。大根を乾かして桶(3000本)に”たくあん漬”として大量に貯蔵。味は天下一と評判だったとか!?
監獄歴史館
歴史館では中央道路の開削の様子を3面スクリーンで紹介。(時間がなくて見れず)
哨舎(登録有形文化財)
見張り所ですね。
外部からの進入や受刑者達の行動を監視してたそうです。全部で8か所設置。写真(左奥)に移築した哨舎は昭和60年頃まで実際に使用されていたものだそう。
一緒に畑仕事をしている子ども達w
二見ヶ岡刑務支所(重要文化財)
現存する木造刑務所として最古で平成11年博物館に移築。
網走の西方丘陵地二見ヶ岡に、自給自足を目指して農場が造られる。この農場は開放的処遇施設として、作物の管理から収穫まで収容者が行いました。
建物は、庁舎・舎房・教誨堂および食堂・鍵鎖付着所・炊場の5棟が渡り廊下でつながれている。重要文化財はこの5棟。
二見ヶ岡刑務支所は早回りコース(60分)には入ってなかったんだけど、近くまで行ったので見学することにしたのが大正解!ここは、人形がたくさん居て、囚人達の生活がとても分かりやすかったです。子ども達も何もないところより楽しんでました^^
庁舎
舎房
六畳の広さの雑居房が各20房。
教誨堂及び食堂
↓囚人と一緒に反省してる風の二人w
鍵鎖附着所
受刑者の朝夕の出入り時に戒具を脱着させる場所だった。規則の変化と共に、受刑者が農場から帰り、泥で汚れた靴や長靴の汚れを洗い、衣服を洗濯する場所へと使われ方も変わった。
炊場
食堂再現
作業所
おトイレ
お風呂場
いろいろ楽しめました♪
舎所および中央見張所(重要文化財)
この建物は木造平家建、中央見張所を中心に側面から後方に放射状に建つ五つの舎房からなり、間を渡り廊下で接続しているため五翼放射状房と呼ばれている。
※写真はHPよりお借りしました。
1カ所から舎房全体を見渡せるように8角形の見張所が設けられている。
ここには独居房、雑居房合わせて226房あり、最大700名を収容。
この舎房は1984まで網走刑務所の獄房として72年間使われてたそうです。
↓脱獄を試みた時の再現図。子ども達興味津々。
こんな感じだったんですね・・・。
監獄のお姫さまを思い出してしまったw
浴場
網走刑務所では、明治45年にコンクリートの浴槽にボイラーで湯をわかす近代的な浴槽を作りました。
作業場ごとに15人ずつが、看守の号令のもと、脱衣に3分、第1槽入浴3分、洗身3分、あがり湯の第2槽入浴3分、着衣に3分というように、脱衣から着衣まで15分間で効率よく入浴したそうです。時間管理が凄い!!
この時代の監獄則では、6月から9月まで月5回入浴、他の月は1回入浴だったけど、現在は、1日おきに入浴できるようになったそうです。
煉瓦づくり独居房(有形文化財)
この独居房には、窓がなく、扉は二重、しかも煉瓦の壁の厚さは、40cm以上。明治時代の監獄の規則には、規則違反者を窓の無い真っ暗な部屋に閉じこめ、食事を減らし、反省させるという厳しい罰則があり、この独居房も当時の規則に合わせて建てられたものと考えられている。
教誨堂(重要文化財)
この建物は教誨事業の行われた講堂で、僧侶や牧師さんが受刑者に人の道を説き、更生へと導くように尽くした場所。
ここで時間終了~。
お昼の予約時間が迫ってるので時間終了です。お昼の寿し安はもうレポートしてるので飛ばして、次回は能取岬からレポートしますね♪