特に高齢者や身体障害者の場合、災害時のご近所同士の繋がりはすごく心強いだろう。
私の実家は土地が低く昔は下水道の整備が悪くて台風時はいつも床下浸水していた。
でもここ10数年間、めっきり台風被害もなく平穏に過ごしていたんです。
なので私も父母も、まさかこの地域での荒川氾濫は無いだろうし、荒川が氾濫しなければ水害は無いと思い込んでいた部分もあります。
もし当初から荒川氾濫もありうるかも?と思っていたら、もっと動けたんだろうと思う。
実際は、夕方以降になって雨が酷くなってから避難勧告が出て、玄関の入り口ぐらいまで水が押し寄せてきてしまったんです。
日中に電話で両親と相談していて、半身不随の母をわが家につれてくるのはいいとしてもベッドがないのでお布団に寝たら最後、簡易トイレにも座らせられないし、移動もままならないこと。いろいろ考えて、結局、ギリギリまで実家にいて、玄関付近まで水が来た時には近所の人に母を2階に運んでもらうという事に話がまとまりました。
思っていた以上にその時が来るのが早く、夜前には母は実家の2階に避難。ひとまず安心です。
この間にも、何人かの人が母を心配して連絡をくれたり様子を見に来てくれたりしたそうです。
雨風のピークに近い20時ぐらいには近所に住む父の友人の娘婿が家に来てくれて、非難するなら連れて行きますよ!と言って顔を出してくれたそう。
お義父さんに頼まれたからって言って。
と言ってももう車も使えず辺りは真っ暗だし母は2階に上がってるし、その家含め周りの近所も誰も避難してないという事もあって、自宅で様子を見るので大丈夫です。と丁寧にお断りしたそうです。
(結局荒川は氾濫せず下水からの逆流で玄関近くまで水が来ただけで終わりました。)
翌朝は早朝からまた来てくれて、母をお姫様抱っこで2階から降ろしてくれたらしく、本当に助かったと言ってました。
うちの旦那さんが午前中に行って母を1階に下すという話だったけど、それより先に下ろしてくれてホント助かりました。(実家に行くには川を渡らねばならず、朝早くだと水が心配だったので)
本当にご近所さんには頭が上がりません。
ママ友との情報交換
一方、我々ファミリー層もやっぱりご近所付き合いは大事だと思いました。
私の住んでる場所は古くからの一軒家(マンション)か、アパートが主で子どもが極端に少ないのでご近所付き合いもあんまりないんだけど、その中でもマンションに住んでる同学年の男の子ママと、すぐ裏に住んでいる1つ上の女の子ママとは関係も良好^^
それぞれ休日にパパも含めて公園でピクニックしたり、BBQしたりと頻繁ではないけれど家族ぐるみでお付き合いしてる中です。
台風が来る前から近所の2人とは情報交換をしていて、心強い思いをしました。
その他にも幼稚園の時のママ友たちと、市内のどこの店は在庫がない!どこはまだあった!など、いろんな情報を交換できてありがたかったです。
台風の後、お互いの無事を確認した時に、情報交換って大事だね!これからも宜しくね!とみんなで言い合いました^^
ご近所付き合いは大切
私はこの土地に引っ越してきてまだ7年ですが、両親は40年以上同じ土地に住んでるので、知り合いの数も多くて一部だけど深いところまで助け合える仲を築けてるようです。同じ高齢者だけどその子どもや孫なども関わってきてくれるので、力仕事も任せられちゃう。
我が家の場合、周りがマンションやアパートで一軒家が少なく、実家の関わりに比べたら希薄だなと感じます。
普段はそれで全然OKだし、むしろ新興住宅地のように同じようなファミリー世帯が多く住んでる土地だと、お付き合いもちょっとメンドクサイかも。とか考えちゃうんですよね。(なにせ超高齢出産なもんで)
実家は新興住宅地で多くの建売住宅がいっきに建った時に購入してます。なので、良く考えてみると私が小さなころから、何かとご近所トラブルがあったんですよ。
同じような子どもがたくさんいたので子ども同士のトラブルもあっただろうし、やっかみや悪口など、子どもの時から聞いてた記憶があるんです。
そんな面倒な関係が嫌で、ポッと空いてた土地を買って家を建てたことは寂しいながらも私にとっては程よく心地よいと思っていました。
が、実家はいろんなトラブルを経て、ご近所の絆のようなものが出来てるんだなと母が身体障害者になって更に台風直撃した今回つくづく思いました。
今回、いろいろと考えさせられるものがありましたわ。
ご近所はもちろん、市内に住んでる幼稚園の時のママ友も、子どもが大きくなるにつれそのうち距離が出てきちゃうのかなと思うけど、浅くてもいいから長くお付き合いを続けて行きたいなと思いました。
トラブルも多いかもしれないけど、ご近所づきあいは大事だなって思います。