少し前の話だけど、足尾銅山観光してきましたよ。選択が渋すぎるでしょw
でもなかなか楽しかったです。景色がすごい。別世界に来た感じしましたね。
足尾鉱毒事件って聞いたことある人多いと思います。明治時代初期から栃木県と群馬県の渡良瀬川周辺で起きた、日本で初めてとなる公害事件。足尾銅山の開発により排煙、鉱毒ガス、鉱毒水などの有害物質が周辺環境に著しい影響をもたらし、広範囲な環境汚染(公害)を引き起こした事件です。
今回メインが、坑内の一部を開放し歴史や仕組みなどが分かる足尾銅山観光です。
簡単ですがササッと、レビューしますね!
足尾銅山観光
場所は、栃木県日光市。
入場料はこんな感じ。
まずはチケットを購入し、トロッコの出発時間を確認。
トロッコは15分おきに出てますね。
地味な観光地なので人気がないのか、ガラガラでしたw
トロッコに乗って坑道へ。
あっという間に到着です~
閉山後に坑内の一部が開放され、トロッコ電車に乗って全長約460メートルの薄暗い坑道に入っていくと、当時の辛く厳しい鉱石採掘の様子が年代ごとにリアルな人形で再現されています。
ここからは歩きで進んでいきますよ!
リアル人形にビビるw
江戸時代は手掘りだったんですよね。水も大きな桶で運んでます。大変だっただろうな~。
薄暗い中なので、人形のリアルさに一瞬ビビりますw
ボタンを押す箇所あり、そこでは説明だったり当時の作業会話が聞こえてくるんですよ。
それがなかなか面白い。当時の会話が入ってると、想像しやすく分かりやすいですね。
沈殿銅の採集
地下水が鉱脈を通ると、そこに含まれる銅分を溶かし、硫酸銅となってしみ出してきます。
その濃度の高い硫酸銅溶液を集めて、鉄と置換し、沈殿銅を採取します。無駄なく資源を回収する方法だそうです。
岩肌生青色地帯
地下水が鉱脈を通ると、そこに含まれる銅分を溶かし、硫酸銅となってしみ出してきます。それを俗に「タンパン」と言うそうです。
それらが岩肌に付着し、青緑色の固まりとなったものです。
明治・大正時代の写メが上手に取れなかったのだけど、このころは電気ドリルで穴を掘っていたみたいです。
そして昭和時代は、爆薬ですね。
休憩中の会話も面白かったw
開運洞
足尾銅山観光が開設された昭和55年に山の安全と繁栄、そして訪問された方々の幸せを願って建てられたものだそうです。
開運洞で何をお願いしてるのかな?w
それぞれの時代の様子を見たら、出口に向かいます。
リアル人形がまだいるしw コワイ
安全専一 標識
安全専一は、工事現場などでよく見かける“安全第一”の看板が誕生したきっかけとなるものだそうです。
足尾銅山では安全運動のために坑道内外にこの標識が提示されていたそうで、ホーロー製の安全専一の標識は3枚のみ現存。
銅(あかがね)資料館
足尾銅山で採掘された鉱石や精錬所の模型が展示されています。
鉱石大好き娘。興味津々です。
更に出口に向かいます。
銅製品が展示されました。
さく岩機体験コーナー
トロッコはこちらの通洞坑から入っていきますよ。
足字銭
足尾で作れた寛永通宝(1文銭)にはすべて裏に「足」の字が刻まれ、「足字銭」と呼ばれていたそうです。
この裏には、昔のお金の作り方を紹介した小さな資料館がありました。
一両分の、一文銭4000枚を持つ娘。
重さ12kgで、めちゃめちゃ重かったです^^;;
売店で目を輝かす
最後に売店があり、そこを通過して観光は終わりです。
ここで娘がハマってしまったの。大好きな石がたくさんあるもんだから、じっくりゆっくり物色し出す始末。
私もおばさんの説明に乗せられて、十円札買っちゃいましたw
十円札、たしか200円だったような。キレイ度で金額が違ってましたw
この十円札にもいろいろ物語があり、おばちゃんがたくさん説明してくれました。
このお札見ても、昔も今も日本は敗戦国で今でも支配されてるんだろうな~って考えちゃった。
渡良瀬川で鉱石を見つける!?
敷地横に広場があるんだけど、そこから川に降りられるんですよ。
そこで子ども達が石拾いをしたいと強く言うので行ってみました。
だいぶ散ってしまったけど、まだ桜キレイです。
いいですね~。お花見出来てなかったので、遅いお花見を楽しめました^^
ここから更に下がっていくと、河に降りられます。
が、足の踏み場もないぐらい。中州までは水があって行けないし。
でもめげずに一生懸命探してました。
結局キレイな石は見つからず^^;;
30分ほど遊んだら、次は洞親水公園へ移動です!
レトロな足尾駅
渡良瀬鉄道、良い雰囲気ですよね~。
古河の迎賓館
ここも素敵で見たかったんだけど、翌週からの公開だったんです。残念。
ふと見ると、渡良瀬鉄道と桜のツーショット!ナイス♪
本山精錬所跡(国指定跡)
明治17年に、当時の最先端技術を導入して稼働を始めた銅の製錬所です。
亜硫酸ガスの排出問題が発生した象徴の煙突。
何本もあった大煙突は現在は一つしか残ってません。すぐそばにあった社宅も老朽化で取り壊されてしまったようです。
当時はその煙突からモクモクと有害な煙が出てたんでしょうかね。
古河橋(国重要文化財)
1980年(明治17)年に完成した日本でも初期の鉄道用鉄橋。
明治20年4月の松木からの火災で焼失した木造の直利橋に変わって、鉄骨と木材を組み合わせた構造で、現存するものとしては国内最古の道路鉄橋だそうです(ドイツ製)現在は老朽化のため通行禁止となっています。
銅親水公園
煙害で一木一草もない、「日本のグランドキャニオン」と呼ばれる松木渓谷の入り口近くにある銅親水公園。
全長106mの銅橋から足尾ダムを眺めるには最高のビューポイントです!
足尾砂防ダム
高さ39m、長さ204mにも及ぶ足尾砂防ダムは、日本最大級の砂防堰堤。仁田元川、松木川、久蔵側の三川が交流する直下に、下流への土砂の流出を防ぐためにつくられたそうです。
写真で見るよりずっと迫力ありました!
日本最大規模の陶板による壁画
橋を渡った先には、広場があり大きな壁画がありました。
足尾焼2000枚を用いてこの地にたくさん生息しているニホンカモシカを描いているんですよ。
圧巻です。(幅25m、高さ15m)
ここでも桜が見れました^^
松木渓谷ウォーク
ここからプチウォーキングスタートです。
時間もないので、行けるところまで行くことに!
なんとも不思議な光景です。グランドキャニオンとまでは言えないけどw
足尾体験植樹
ここでは体験植樹を行ってるようですね~。
青々とした山が見れる日がくるのかな。
子ども達、既に飽きてます。疲れた~の連発!
大きなショベルカーを見つけてちょっとテンション上がったかな?
好奇心旺盛に何でも覗いて、なんなら乗り越えようとするママを激写w
入っちゃダメだよ~と、娘に怒られました^^;;
ダメだ。子ども達、もう歩かない宣言出ましたよ。
子ども達を置いて、ママ達だけ散策~。
本当に不思議な風景だなって。やはり山は木がないと寂しいです。
ムダに高いところに登って写真を撮るw
そうこうしてるうちに、だいぶ歩いてしまったのでUターンです。本当はもっと先に行きたかったけど、子ども達が心配なので戻りますよ。残念すぎる。
戻る途中にヘビを踏みそうになり、ギャーギャー叫んでたら娘達が迎えに来たw
結局ヘビは親だけしか見られず、娘はブーブー文句言ってたけど、ついてこなかったんだから仕方ないよねw
焦りすぎて写真を撮れなかったのが残念です^^;;
時間も遅くなっちゃったので、帰路につきますよ!
途中、ごうど駅の桜を見に寄ったけど、もう終ってましたね・・・。残念
そんなこんなで、とっても地味な足尾銅山観光だったけど、大人達はそれなりに楽しめました^^
ということでこの辺で。サラッとレビューの割には長くなっちゃったけど、見てくれた方、ありがとうございます。
そして、群馬方面、いろいろな所に連れて行ってくれる友人に感謝です^^