本・雑誌レビュー

話題の「カエルの楽園」と「2020年版」2冊を読んでみた

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少し前にツイッターで話題になっていた、「カエルの楽園」と「カエルの楽園2020」を読んでみましたよ。

この二つの本は、続き物でありながら2020年の方はパラレルワールドとして物語が出来上がってるので、2020年版だけ読んでもOKになってます。が、私は「カエルの楽園」の方が断然面白かった。というか、すごく考えさせられた感じです。

作者は「永遠の0」で有名な百田尚樹さん。(ちなみに今やっと永遠の0を読んでる最中です^^;;)

カエルの楽園は”ベストセラー作家が全力で挑んだ衝撃の問題作”だそうで、確かにかなり政治的な内容になってます。カエルなのにね。

当時さぞ話題になったんだろうな。その頃ツイッターをやってなかったので知らなかったけど。

カエルの楽園

内容的にはこんな感じ。

安住の地を求めて旅に出たアマガエルのソクラテスとロベルトは、平和で豊かな国「ナパージュ」にたどり着く。そこでは心優しいツチガエルたちが、奇妙な戒律を守り穏やかに暮らしていた。ある事件が起こるまでは―。平和とは何か。愚かなのは誰か。大衆社会の本質を衝いた、寓話的「警世の書」。

この平和で豊かな国「パナージュ」が日本に例えられていて、ツチガエルが日本人。

奇妙な戒律「三戒」とは、

  • カエルを信じろ
  • カエルと争うな
  • 争うための力を持つな

です。

そして、小さな頃から「謝りソング」を歌って育ってきたツチガエルたち(笑)

この謝りソングと言う文字が出てきた時、思わず吹き出しそうになりましたよ。めっちゃ日本っぽいww

その他にもはっきり文字にはしてないけど、登場人物が推測出来るんですよね。あー、これはアメリカのことだな。これはマスコミのことか、これは自衛隊のことだわね。とかとか。

政治に興味がある人なら一発で言ってることが分かってしまうのですが、そこそこ知ってるけどあまり興味がないという人こそ今の日本の現状を知るのにいいかもしれません。登場人物がカエルなのですごく分かりやすい。

いろいろ書きたいことはあるけれど、賛否両論あると思うし政治的な部分もあるのでそこは控えます。

でも、何にしても、自分の家は自分で守るのが基本。国も一緒だと思う。豊かな自然が多い日本の土地が今どんどん外国に買われてる。水源も重要な土地も買われてる。これって普通のコトじゃない気がします。みんなが気づいた時には遅かった・・・なんてナパージュのようにならないことを祈りたいですね。

カエルの楽園
カエルの楽園

カエルの楽天2020

こちらは2020年6月に発売された本です。

内容は、

今度の世界では、ウシガエルの国で「新しい病気」が流行っていたが、楽園のカエルたちは根拠なき楽観視を続ける。しかし、やがて楽園でも病気が広がり始め…。国難を前に迷走する政府やメディアの愚かさを浮き彫りにし、三通りの結末を提示する、警告と希望の書。

読んで分かるとおり、新型コロナのことを書いてます。

登場人物はカエルの楽園とほぼ同じ。

こちらは新型コロナだけじゃなく、少し前まで話題だった「桜を見る会」や「消費税10%」などの話なんかも盛り込まれていて更に笑えます(いや、笑えない)。

すべてはカエルが主人公のカエルの世界。だから笑えるのであって、現実の世界じゃ笑えないですよね。何にしても犠牲になるのは国民ですからね。

私的にはカエルの楽園の方が衝撃が大きく印象に残ったけど、2020の方も旬な話題盛りだくさんで裏事情なんかも見えて読み応えはありますよ。

カエルの楽園2020
カエルの楽園2020

二冊とも百田さんが書いた本だけあってとても読みやすく、口コミ評価も高いです。ちなみに本人もカエルとして出てきますよw

最近、今更だけど百田さんの書いた本(政治的じゃない本)を制覇しようと思っていて、評価の高かった「夏の騎士」を読んでみたんです。これがまた面白くて是非とも男の子に読んでもらいたい!!小学生の冒険物語なので娘にも読ませたいな。いろんな意味で。また別でチョロっとレビュー書きます^^

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