子連れ防災手帖を読みました。
この本は、東日本大震災復興支援プロジェクト「つながる.com」が、ワークショップで聞いた東日本大震災の被災ママの声やアンケートなどをもとに体験談を編集。812人の被災ママの体験談をもとに、対策をまとめた、子連れ防災本の決定版です。
実践的な対策というよりは、その時ママたちはどうだったのか?どう行動したのか、子どもはどうだったのか?などなど震災直後からその後の避難生活での体験談が主で、とても考えさせられる本でした。
その時授乳中だったママさん、子どもと連絡が取れないママさん、妊婦で被災、出産難民などなど生の声がたくさんあります。
特に多くのママたちの意見で目立ったのが、
■幼い子に避難所生活は無理
■子どもとの連絡方法を決めてなかったこと
■保育園、幼稚園、学校などの地震時の対処方法を聞いてなかった
確かに避難所生活が困難なのは私でも想像が付きます。多くのママさん(&その子ども)が神経が過敏になった周りの大人に「うるさい」と怒鳴られたりして、雪が降る中、夜中に外で抱っこしたり授乳したりしてたそうです。
居場所が無いので、自宅が住める状態だった場合は、自宅避難が多かったようだけど、食料品も生活用品も手に入らずに困ったそうです。自宅避難を検討している人は、常に保存食や日用品の買い置きを多めにするよう薦めています。
また、子どものメンタルケアも必要で、3.11後に子どもに生じた変化も詳しく書いてありました。震災翌日は多くの子どもが痙攣を起して倒れてたみたい。そういった子どものためにも避難所生活よりも出来れば住みなれた我が家で避難生活を送りたいなって思いました。
なので、年初に立てた目標の通り、防災グッズ集めや備蓄計画を着々とすすめて行こうと思います。
それと同時に、家族のルール(連絡拠点を設けておくとか、集合場所を決めておくとか)を作ること、身近な避難所の確認をしっかりしておこうと思います。
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