コロナ禍になってから、世界のいろんな国々のことが気になっている今日この頃。
例えば、コロナ禍で廃業寸前の会社や自営業者に対しての政府の支援はどうなってるのか?とか、コロナ陽性者に対してどのような対応をしてるのか?とか、医療体制はどうなってるのか?などなど。
日本のメディアは外国のことを取り上げないし(取り上げたとしても日本落としの情報ばかり)、実際のところどうなってるんだろうなーって自分で調べて納得しているのです。
中国に住んでる友人の話によると深圳はすっかり日常を取り戻しているらしいです。それというのも、感染者が一人でも出たら問答無用でマンション封鎖をするので感染が広がりにくいみたい。
それに比べて日本は人権が第一なので陽性者の地域すらも曖昧、マンション封鎖なんてもってのほか。そんなことしたらマスコミ含めみんな大騒ぎです。中韓は人権より感染症対策が優先。日本と比べて広がりにくいのは当たり前ですね。
あと中国でレストラン経営している友人の話では、企業への政府からの支援はほぼないようです。潰れてもいくらでもガッツがある人が新しい店を立ち上げるので良いんだとか。この辺も日本とは大違い。(※上記はすべて1人の友人からの情報なので正確な情報じゃないかもしれません。)
って、めちゃ前置きが長くなりましたが、タイトルどおり「バカ格差」の感想などをちょろっと^^;;
内容的にはこんな感じ。
日本と世界を徹底比較。あなたを苦しめる格差の正体を、新時代の論客・谷本真由美が完全解明。「お笑い!世界のバカ格差」も収録。
私、谷本真弓さんの著書をツイッターで知って初めて読んだんですよね。なかなか読みやすくて面白かった!!
メディアがほぼ取り上げない、海外や日本それぞれの格差問題をいろんな角度からつらつらと紹介しています。
まずは日本のバカ格差の話。例えばタワーマンションの階数格差なんてのはおバカの最たるものかなと思う^^;;
そもそもイギリスや欧州大陸はお金持ちほど混雑や自然のなさを嫌って郊外や田舎に広い家を持つそうですよ。
その他にも学歴だの会社名だの非正規雇用だのブラック企業だのいろんな格差が語られています。
次に中国の格差についてです。世界の格差の中でも日本とは比べものにならない格差がある国の一つが中国ですね。日本で爆買いする中国人ばかり話題になってましたが、それはほんの一部。
「中国では豊かな人が豊かになり貧しい人はもっと貧しくなってるのだ。その事実はわざわざ研究する必要がないほどだ」
・・・。
中国の格差もすさまじいけれど、格差大国と言えばアメリカだと著者は言います。
アメリカはトップ1%の人々が国の42%の富を所有するという恐ろしい格差社会だそうです。そしてアメリカは「階層移動」が世界で最も難しい国のひとつだそう。要するに貧困家庭に生まれた子は一生貧困層でいる確率が高いということですね。あげく社会保障も微妙です。貧困層に厳しいアメリカ・・・。
狭い場所で価値観に縛られるな!
こうやって様々な角度から世界を見渡し客観的に日本を見ると、格差が広がってきたと言われている日本もまだまだ全然だと思えます。
本書にも書いてますが、
日本におけるバカげた格差は、実は国内や狭い範囲に限られたルールに縛られてるということ。他の国に行ってしまうと高層住宅に住むような人はステイタスがあるどころか、貧困層であると思われてしまうのです。(欧州では都会の中にある人口的な箱の中に住むことは貧しいこととの価値観があるらしい)
会社名や役職だって一歩外に出れば意味はなし。日本で格差と言われていることやマウンティングなんてものは、狭い場所での価値観にしばられたもの。異なる価値観に触れることが大事ですよ。
と著者は言ってます。
「バカ格差」などと過激なタイトルですが、最後はどうやったら他人を気にせず見栄を張らずに心豊かに生きられるか、自分軸を持つことが大事だとアドバイスしてくれています。
私は人より世間知らずなところがあり、広い世の中まだまだ知らないことだらけだけど、新型コロナがきっかけで世界を見ることに興味を持ててそれはそれで良かったなと思いました。狭い場所でマウンティングを取るなんてほんと馬鹿げてますね~w
知識欲、もりもり沸いてる今日この頃です^^