里親登録までの期間に、いろいろ勉強しようと思って里親関連の本をいくつか読んでみました。
そして「ぶどうの木」を読んで、当初の気持ちから少し考えが変わってきつつあります。
この本は、不妊のため子どもが産めない夫婦が里親として10人の子ども達を育てる実話です。
初めての里子となる長男との壮絶な日々。その後の最愛の長男の死。世間の里子制度への無知や差別。でも苦しいだけじゃない。子どもの笑顔や感謝の言葉。「この家でしあわせになりたい」と考える里子たち。本当に涙なくしては読めない本でした。
読書感想レポートはコチラ⇒10人の里親の記録を読んで・・・里親としての生き方を考える
そして読み終わった後、自分の気持ちの変化が見えたのです。
私が里子を育てたいと思ったのは、単純に2人目が授かれなかったから、血のつながりだけじゃない家族を作りたいと思ったから。あくまでも自分本位な考えでした。だからできれば養子縁組を目標としたマッチングを希望しようと思ってました。
だけど、里親制度はあくまでも子どもが主体なんです。
里親の元で子どもがいかに幸せになるか。もちろん、実親との生活が出来るのであれば、それを目指してその間に里親としてお世話する。それも役目です。
うまく言えないんだけど、一人でも多くの里親になれたらいいな~と強く思いました。
養子縁組だとなかなか紹介が難しい上に、実の娘がいるので養子ならあと1人しか養育できません。でも、養育里親だったら少なくとも2人以上は養育できるかな~と思うんです。体力が続く限りですけどね^^;;
そんなことをアレコレ思わされた本でした。
でもこればっかりは、パートナーの意見もあるし、一人で決めるわけにはいきません。旦那はあくまで養子を前提とした里子を迎えたいと思ってるようですので。
これから講義や施設研修などが始まり、もっともっと肌で感じることがあるでしょう。
そしてまた考えが変わることもあると思います。実子とのかかわりも考えなければいけないし。
まだまだこれからですね。