腰椎・頸椎、椎間板ヘルニア(座骨神経痛)

腰痛・腰椎椎間板ヘルニア・坐骨神経痛の症状や仕組みを調べてみました!

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腰椎椎間板ヘルニアと診断されてから1ヶ月が経ちました。その間、ネットや本などで調べた腰痛、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛などの症状や仕組みをメモしておこうと思います。

原因が特定しにくい腰痛は80%!

まずは腰痛の原因を簡単に。テレビ画面をスマホで撮ったので見難いのですが・・・^^;;

腰痛の原因のグラフ画像

腰痛の原因として、

  • 原因が特定しにくい腰痛 約85%
  • 腰部 脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア 約10%
  • 内臓の病気によるもの 約2%
  • その他 約2%
  • 重い脊椎の病気 約1%

原因が特定しにくい腰痛では、レントゲンやMRIでは正常な事も多く、その場合はストレスなど精神的なことが要因の場合が多いようですね。

私の場合はレントゲンでもMRIでも間違いなく腰椎椎間板ヘルニアの診断が下されているので、これから先は椎間板ヘルニアによる腰痛ということで話を進めていきます。

脊椎の仕組み

次に、脊椎の仕組みを画像で見てみます。

脊椎の仕組み
『標準整形外科学 第9版』医学書院より

脊椎は、7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎、1個の仙椎が、椎間板、椎間関節、靭帯により連結されています。

腰椎椎間板ヘルニアで多いのが、腰椎4番(L4)5番(L5)の間、ついで腰椎5番(L5)と仙椎1番(S1)の間だそうです。

ちなみに私は、L5とS1の間で椎間板ヘルニアと診断されています。

腰椎椎間板ヘルニアとは?

背骨の腰部の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている軟骨(椎間板)が変性し、組織の一部が飛びだすことをいいます。

飛びだした椎間板の一部が付近にある神経を圧迫

症状としては、飛びだした椎間板の一部が付近にある神経を圧迫し、腰や足に激しい痛みやしびれなどの症状を起こします。

飛びだした椎間板の一部が付近にある神経を圧迫

上図の赤丸部分が椎間板が飛び出し、神経に当たっている図です。

ちなみに、私のMRI画像では、下図赤丸部分の黒い線で描いたようになってた気がするんだけど・・・。

腰椎椎間板ヘルニア

神経の真ん中にかけて椎間板が出っ張っていた記憶があります。
先生曰く、神経の細い通り道に椎間板が飛びだしている場合は、小さくてもかなりの痛みになるのだとか。

私の場合は、飛び出ている椎間板は大きいけれど、そこまで痛まないのはそのせいだ!と言ってましたが。どうなんでしょう。

椎間板ヘルニアは治るのか?

椎間板ヘルニアの治し方は、自然治癒を待つ方法と、手術があります。

手術をする対象としては、排尿障害や、仕事をどうしても休めないなどの早期に治したい場合は手術の対象になるようですが、ほとんどの場合は薬やブロック注射などを併用しながら経過観察が取られるようです。

どうしても手術が必要な重症のケースを除き、2~10年の長いスパンで見ると、ヘルニアの手術をしてもしなくても、腰痛の回復具合に差はなかった。もしくは手術をしない方が経過が良好なケースが多いようです。

飛び出た椎間板をマクロファージが食べてくれる!

と言うのも、ヘルニアによる圧迫で神経が炎症を起こすと、体の免疫機能で白血球の一種であるマクロファージが異物(ヘルニア)を攻撃・吸収してくれるんです。

その結果、ヘルニアは徐々に小さくなって消滅する仕組みだそうです。

飛び出た椎間板は大きければ大きいほどマクロファージが気づいて食べてくれるので、大きなヘルニアほど小さくなりやすく、消失する場合が多いようです。

私のヘルニアも大きいと言われてるので、マクロファージにむしゃむしゃと食べてもらって小さくしてほしいところです。

椎間板ヘルニアの痛みはいつまで続く?

と言っても、医者のいう事では、私の場合はヘルニアの完治には2年ほどかかるんじゃないかと。(何を根拠にしてるかは不明)

2年もこの痛みに付き合わなきゃいけないの!?(悲)

と、思ったけど、腰の痛みや座骨神経痛は、発症から3か月で約80%の人に痛みの軽減などの症状の改善が見られるという調査結果もあるとのこと。長い人でも1年ほどで良くなるようです。

ちなみに痛みの度合いにはヘルニアの大きさは関係ないそうです。整形外科の先生によると、椎間板が飛び出ている位置が悪いと小さいながらも激痛で歩けない・・・なんてこともあるそうです。

坐骨神経痛とは?

腰椎や軟骨が変形して神経を圧迫(脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア)して痛みや痺れを発症させる疾患です。

坐骨神経痛は、ぎっくり腰が治った直後から発症する人も多いらしいです。私がまさしくコレでした。腰の強い炎症が原因で座骨神経痛が発症してしまうようです。

神経は圧迫や引っ張りだけでは痛みは出ず、炎症が加わって初めて症状が出るそうです。日常的に何かしらのダメージを受けて炎症を起こした神経に、ヘルニアによる圧迫が刺激となり坐骨神経痛が起こると考えられています。

私のような、L5/S1部分のヘルニアでは、圧迫される神経は第一仙骨神経(S1)で、痛みは下記のように出るそうです。

  • 臀部 : おしりのほっぺ
  • 太もも : 後ろ側中央
  • すね : ふくらはぎ、アキレス腱
  • 足 : 外くるぶし、小指、足の裏

酷くなると、アキレス腱の反応が鈍くなるのでつま先歩きが出来なくなったり、ふくらはぎが攣りやすくなります。

ちなみに私の症状にすべて当てはまります。右側だけで左側にはめったに症状は出ませんが。

坐骨神経痛の対処療法

腰の強い炎症が原因で座骨神経痛が発症するとすると、「炎症」がキーワードとなりますよね。

炎症とは、痛みを脳に伝える物質で、その周辺の感覚を敏感にさせる特徴があります。そして炎症は血の中に存在するので血行が良くなれば軽減します。

朝方に痛みが出るのは坐骨神経痛の特徴で、寝ている体勢によって発生する負担のせいです。寝ている時は動きが少ないため血流が悪くなり、一か所に炎症が溜まり続けてしまうんです。そして動き出すと体全体の血流が良くなり症状が軽減します。

朝起きて咳やくしゃみでぎっくり腰になったことがある人は分かると思います。私も一か月前のプチぎっくり腰の時は朝一のクシャミで起こりました(涙)

炎症は血の中に溜まれば溜まるほど痛みが強くなります。血行が良ければ一か所に炎症が溜まることがないので、体を冷やさないようにすることも大切です。

ただし、坐骨神経痛や椎間板ヘルニアは冷えると悪化するけど、暖め過ぎも悪化させてしまうので、自分の体温ぐらいを保つことがポイント。冷え取り靴下だったり、腹巻や肩掛け、毛糸のパンツ(笑)で下半身を冷やさないようにしないとですね。

坐骨神経痛で下腹部が痛くなる!?

椎間板ヘルニア、坐骨神経痛が急性期の時、下腹部にも鈍い痛みというか違和感が多々ありました。

腰痛と関係があるのかな?もしや、内臓からの腰の痛みじゃないの?(でもMRIでヘルニアだったけど)と不安になって、いろいろ調べてみたところ、坐骨神経痛が原因で腹痛もありえるみたいです。

内臓の周りを保護している骨盤には坐骨神経が支配している筋肉がたくさんあり、その結果、坐骨神経痛が原因で腹痛もありえるとのことです。

お尻の冷えは婦人科系の病気になりやすい!?

ちなみに、お尻は脂肪がたくさんあるので常に冷たいです。脂肪は筋肉に比べて冷たいんですよね。今までお腹の冷えは意識したことがあったけど、自分のお尻を触る機会なんて無かったので知らなかったんです。でも今回坐骨神経痛になってみてお尻を直接触るとその冷たさにびっくり!!

お尻って常に血行不良なんですよね。なのでお尻を温めてあげるのも必要です。

お尻は子宮に近いので、お尻が冷たいと婦人科系の病気になりやすいそうなので、妊娠を望んでいるママさんはお腹もそうだけど、是非お尻も温めて下さい^^

冷えは万病の元と言うけれど、腰痛や坐骨神経痛にも冷えは大敵なんですよね。ここ最近秋を通り越して冬本番の寒さだし、冷え対策万全にしないとです!!

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