そもそも1人目も40代の超高齢出産だったので、1人目を産んで半年経つのを待って、すぐに2人目治療スタートさせました。自分でも早いと思いつつ、もう時間との闘いだったのです。
だけどやっぱり年齢の壁は大きく、なかなかうまく行きません。
そうこうしているうちに、数百万という額の貯金も底を突き、更に年を重ね、妊娠の可能性的には1%にも満たない!?ことから、高度不妊治療を止めて、半分あきらめながらAIHをひたすら繰り返しました。
体外受精では自己注射もやりました。刺激の強い薬を毎日打ったり、全身麻酔で採卵したり、健康優良児の私は、病気では入院や麻酔をしたことがなく、すべては不妊治療で体験したのでした。
気持ちの上でも辛かった。次こそは!と期待しては結局ダメで落ち込んで。でも立ち止まってる時間は無かったので、ひたすら突き進むのみ。お金もかかることだし、可能性も低いのにこのまま続けていていいのだろうか?このままだったら体も心も金銭的にもボロボロになっちゃう。
そうまでしても、どうしても2人目が欲しかったんです。
なぜそこまで固執するのかは次回に書くとして、とにかく家族のために頑張りました。
そして不妊治療を終了すると決めていた期限に大手がかかったある日、家族3人で散歩をしていたときです。
何気なく、「もう子どもを授かるのは難しいかもしれない。でもどうしても家族を増やしたい。私は養子でも構わないんだけど・・・」
と言うようなことを本当に何気なく言ったんです。
そしたら「養子でもいいんじゃない」と。
え??養子ダメだって言ったじゃん。自分の子じゃなきゃ育てられないって言ってたじゃん。なんで今更~!!もっと早く行ってくれれば貯金を使い果たす前に切り替えられたのに・・・。
旦那曰く、娘を3年間育ててみて考えが変わったのだそう。自分がこんなにも子ども好きだったなんて、自分でもびっくりだったみたいです。
自分の子ども以外でも育ててみたいと思うなんて、私の知ってる旦那では考えられないんです。本当に変わったんだな~って思いました。確かにうちの旦那さん、母性が強いもんな~。
そんなこんなで、いろんな面で負担が大きかった不妊治療は終了し、所謂「里親制度」にたどりつくわけでした。
もっと早くに旦那の気持ちが聞けてたら・・・と思うこともあるけれど、過ぎたことは仕方がない。次の目標に向かって進むのみです。
さっそくネットで調べて、地域の「里親入門講座」に参加したのでした。