だいぶ時間が空いてしまいました^^;;
この間に、里親認定のための2日間の基礎研修の受講は無事終了しました。
基礎研修の講義は、1日がかりで児童相談所で行いました。
子どもの預かりもOKだったんだけど、1日中ずっと預けるのも可哀想だと思い、実家にお願いして娘は見てもらうことに。
講義研修の流れとしては、
1)里親制度の基礎
2)保護を要する子どもの理解について(発達心理学)
午前中はこの2つです。講師の大学教授の方が来てくれて、とても分かりやすいお話を伺えました。
分かりやすいように乳児院や施設での子どもたちの様子のビデオを見ながら説明してくれたのですが、何度も涙が出そうになりました。
あまりにも子供たちが理不尽で。なんでこんな風に生きなきゃいけないんだろうと。
乳児院では、大勢の赤ちゃんが盛大に泣いていて、明らかに大人が足りてない状態。それでも他のところより環境の良い乳児院として紹介されていたので、他のところはもっとひどい状況なのでしょう。
親が悪いとか、制度が悪いとか、いろいろあると思うけど、一番の被害者は何も分からない赤ちゃんです。本当にどうにかしてほしい。この中の赤ちゃんを一人でも多く、手元で育ててあげたいと切に思いました。
赤ちゃんは生きるために自分自身を癒す方法として、自分で自分の胸のあたりをポンポン叩いたり、腹這いになってゆりかごのようにユラユラして自分自身を揺らしてみたりして、自分で自分を癒してる。それはもう本能です。赤ちゃんが自分で自分を癒してるって考えられますか?
本当だったら母親が1対1で赤ちゃんと向き合い、抱っこしてポンポンして抱きしめてあげて・・・母親の愛情をいっぱい受けられるはずの赤ちゃんなのに・・・(涙)
どう考えたってこれじゃ愛着障害になる確率は上がるのだろうなと誰もが思うところです。
講義の後、ビデオの乳児院の赤ちゃんたちは里親に出されるのですか?と聞いたところ、乳児院の子のほとんどは里親に預けられずに実の母親の元に戻るか、3歳前後に施設に移るそうなのです。
母親が里子に出したがらないというのが大きな理由のようでした。
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午後からは、県の子育て支援についてのお話の後、先輩里親さん2名のお話がありました。
先輩里親さんの話を聞くと、本当にすごいな~って思います。
里親になるって簡単な事じゃないってつくづく思うと同時に、私も頑張れるかもしれないと思わせてくれるんですよね。
逆に旦那さんの方は、話を聞くにつれ不安な思いが強くなるみたいで、やっぱり男と女は根本的に違うんだなって思いました。女性は強いですね(笑)