2歳7か月までの期間、過去に何度か高熱(40度超えることも)を出してる娘。でも一度も痙攣をしなかったので、娘は熱性けいれん体質じゃないんだと思ってました。なので、まったく不意を突かれた感じで、おろおろしてしまった私。
今度はしっかりと観察したいと思うので、ここにまとめておこうと思います。
熱性けいれんとは?
まず熱性けいれんのおさらい。
熱性けいれんとは、発熱時に痙攣を起こせば熱性けいれんと定義されるが、通常は発症が5分以下で発作の形に左右差が無く、全身の強直・間代痙攣で意識の回復が良いものを単純熱性けいれんとし、それを狭義の熱性けいれんとして使用されることが多い。一方、24時間以内に痙攣を繰り返すものは複雑熱性けいれんと呼ばれる。
熱性けいれんの発症は、6か月から6歳に多い。男女差なし。
親族に熱性けいれんの経験があると発症の確率が高くなる。
ちなみに我が家の場合、私の家系は熱性けいれんなし。旦那さんも無し。だけど旦那さんのお兄さんの子ども(従妹)3人姉妹すべて熱性けいれんやってるそうです。お姉さんの家系も熱性けいれんなしなのに、なんで娘3人とも熱性けいれんになったのか・・・。でもそうなるとやっぱり遺伝ですかね・・・。
熱性けいれんの原因は?
単純熱性けいれんは年齢が原因とされる。
未熟脳は痙攣を抑制する力が弱く、動物実験でも体温を上昇させたマウスは痙攣を起こす。
要するに、いきなりグワっと熱が上がることに脳が付いていけずに痙攣とう状態を引き起こしてしまう。なので、年齢が上がればそのような状況にも脳が慣れてくるので通常は熱性けいれんは6歳ぐらいまでとされているそうです。
一方、複雑熱性けいれんは一部で何らかの原因があることがある。原因としてはてんかん、脳奇形、神経皮膚症候群、神経代謝疾患などが挙げられる。
熱性けいれんの予後
初回の単純熱性けいれんを起こした子どもが人生でもう一度起こす可能性は1/3程度と言われているが、3回以上起こす場合はその後も繰り返しやすい。
熱性けいれん自体は何十回と繰り返してもかまわないという意見と、発作が多いと側頭葉てんかんの発症率を高めると言う意見があり統一されていない。 が、言いかえれば統一されていない程度しか発作を繰り返しても予後に与える悪影響は少ない。いずれにしても数回程度の数分の発作が知能、てんかんへの予後 に影響しないと考えられている。
単純熱性けいれんは予後が良い。6歳までには通常治癒するが一部は小学校 高学年でも発症する。てんかんに移行することは一部に存在するが、それは何も無い小児がてんかんを発症する率に比べてわずかに高いのみである。複雑熱性けいれんも多くは予後良好ではあるが原因疾患があればその疾患の予後に準ずる。
熱性けいれんの予防
発熱(37.5-38.0度)が見られたら痙攣予防坐薬ダイアップ(成分名:ジアゼパム) を投与する。
解熱剤は入れても入れなくても痙攣の発症率に影響しない。ダイアップの投与は通常8時間開けて2回で、繰り返し投与により有効血中濃度が長時間に渡り保たれる(2回目投与後、24時間前後)。上で述べた通り、1回のみの発症ではその後起こさない可能性が高いので2、3回発症した場合のみ使用開始することが多い。
予後は良好なことが多いので薬を使わなくても良い。
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以上は、Wikiから参照しました。
うーん、解熱剤は入れても入れなくても痙攣発症率に影響はないと書いてあるし、実際私も医者に言われたけど、絶対関係あると思ってます。だって熱の上下で痙攣が起きるので、解熱剤なんてその最たるもののような気がするんですけど。
熱性けいれん時の対処法!
- 痙攣時間をはかる。5分以上痙攣してるようなら救急車を呼ぶ
- 痙攣状態を確認。手足の痙攣状態、片方だけとか両方とか、目はどうか、顔色は?唇の色は?などなど。
- 吐くかもしれないので横を向ける。
- 暴れてけがをしないよう、そばにあるものをどかす。
- 痙攣時は、大きな声で呼んだり体をゆすったりしない(←やってしまった汗)
- 子どもから目を離さない。
- 痙攣がおわり、意識がはっきりしてくるまでの時間を見る。
我が家の娘は、3.4分の痙攣と、その後意識がはっきりしたのは30分以上あと。痙攣の直後はいびきをかいて寝ていた!?(どうやら痙攣を起こした後は眠くなるみたいです。)
熱性けいれんで救急車を呼んでもいいのか?
あと・・・
熱性けいれんで救急車を呼ぶかどうかは特に重要な問題じゃないと思います。痙攣がすぐに終わってしまっても、心配で心細いなら救急車を呼んでいいと思います。救急隊員も言ってましたが、「慣れ」が一番怖いと。
また同じだろうと思ってると実は緊急を要する痙攣だったりすることもあるので、救急車を呼ぶことに躊躇しないでほしいと。
もし大丈夫なら、痙攣が終わって落ち着いてから、自分で病院へ連れて行ってもいいと思います。
痙攣止め(予防)のダイアップを使うか使わないか
痙攣止めは簡単に言うと「頭をぼーっとさせる薬」。実際ぼーっとなり眠気、ふらつきがあるそう。
痙攣を抑えたことで重大な病気からのサインを見逃す可能性の方が怖いこともある。
通常、ダイアップを出す目安は次のようなものだそうです。
・15分以上のけいれんをおこしたことがある。
・半日で2回以上、半年で3回以上けいれんをおこしたことがある。
・体の一部で強いなど普通とは違う形のけいれんを2回以上おこしたことがある。
ダイアップの使用については、医師によって考え方が違う
救急で運ばれた総合病院の担当医も、かかりつけ医も、ダイアップはなるべく出さない方針らしいです。
出す場合は、典型的な熱性けいれんだと思った時、親の安心材料としてということみたいです。
ダイアップで痙攣を止めてるのは世界でも日本だけだそうです。
私はと言うと、もう一度「典型的な熱性けいれん」を起こしたならば、脳波はもちろん調べてもらい、問題がなければダイアップを次のためにもらいたいなと思ってます。
親が発熱の間、四六時中見てられればいいけど、目を離したすきにいつ起こるか分からないし、その時に吐いた物が詰まってしまったら・・・と思うと痙攣止めを使う意味もあるのかなと。
まあ、今いくら考えても次に起こるかどうかも分からないし、仕方ないんですけどね。
でも予習しておくに越したことはないので、あれこれ調べたり先生に聞いたりした物をまとめてみました。
なにか間違ってることや、アドバイス、経験談などがあれば、コメント欄に書き込んでくれると嬉しいです^^
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熱性けいれん持ち、高熱時の解熱剤の使用や、ダイアップを使用する時の熱の基準は?
いつもブログを読んでくれている読者の方から質問があったので、記録のためにも日記でお返事します! (いつもありがとうございます^^) 熱性けいれん持ちの解熱剤の使用について 通常、解熱剤の使用については ...
熱性けいれんについて、その他のママさんからのコメント
※以前のブログから移転したので、コメントをこちらに掲載します。
先生によって全然違うー!!っというのが感想です。
うちが通っている大学病院の先生は痙攣は怖くないけど、痙攣によって息がとまるとかの方が怖い、痙攣か?と思って様子を見ているうちに大変な事になる事があるので、高熱になったら直ぐにダイアップを使えと言われました。
ダイアップはいわば、酔っ払わせる薬なので使ったところで他に悪影響は出ない、せいぜいフラフラして眠くなるくらいのものだからと言ってました。使わなくて息が止まったら他の心配が出てくるけど、ダイアップで脳に障害が出たりすることはないからって。
私も自分が見てない時というのが本当に怖いなと思ってます。
もしも、大変な事になってしまったら相手を責めるだろうし、傍に居なかった自分のことはもっと責めると思うし。
ホントにもう起こらないと良いですね。 By ひろ
>ひろさん
うわー、その話を聞くと、確かに!!と思っちゃいます。娘も息が止まったので本当に怖かったですもん。
また痙攣して息が止まったまま復活しなかったらと思うとゾッとします。
自分が見てない時が特に怖いですよね。夜中にひっそりと痙攣が起きたら、気づかないことだってあり得ますもんね。
うーん、ダイアップ欲しいです。。。 By momozou