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年中からの習い事、周りの雰囲気に流され体験しまくるも、我に返る。

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タイトル通りの話なのですが・・・(笑)
ここ数週間ぐらい、いろんなママさんが、年中からの習い事の話でもちきりとなっています。

幼稚園の課外授業や、外部の習い事など。とにかく体験してみて子どもがやりたいと思うものをやらせたい。
何をやらせようか?運動系?ダンス系?語学系?ピアノも気になるしヤマハも気になる。空間認知力を鍛えるために絵画も良さそう。などなど、すっかり周りの波にのまれて我を失っていた感があります。

当のkaboちゃんはと言うと、特にどれも食いつかない。お友達がいるからやる~みたいなノリなんです。ヤマハに至っては、練習風景を外から見ただけで「やらない!」と即答していました^^;;

苦手なことを習い事で補いたいママの気持ち

kaboちゃんの特性的に、他人から教えてもらった方がうまく行く気がするんです。私自身もkaboちゃんの能力をうまく引き出せないと言うか、引き出す自信がないんですよね。なので、できればプロにまかせたい。

kaboちゃんは苦手な事が多いので、やらせたい習い事も自然と増えてしまってました。

先ほどの空間認知力を養うための絵画教室。6歳までに音感を・・・と思ってピアノ教室。ダンスが好きなのでダンス教室。文字を書きたがらないので習字教室などなど。

なーんて考えてたらきりがないですよね。

もちろん全部は出来ないけど、まわりも平均して3つぐらいだよねーと言ってるママさんが多く、私も3つは習い事させたいなと思ってます。

そんな感じで、私の周りでは今、習い事をどうするか?がブームになってるのです^^;;

子どもの能力に経済格差は影響するのか?

そんな時、たまたま子育ての講演を受ける機会がありました。その中で興味深かったのが、習い事をすることによる知能の発達です。

3000名調査した結果、読み書き(模写能力)においては5歳になると家庭の収入による差はなくなります。が、語彙能力(知能を図る時に使う)は、収入による差が顕在化しました。

では、習い事をすると語彙能力が高くなるのか?そうだとしたら、習い事の種類はどんなのがいいのか?

結果は、語彙能力は習い事をしていた方が高かった。けれど、習い事の内容は芸術系・運動系VS学習系を比べても大差はなし。と言うことは習い事の種類は関係ないんです。では何が関係するかと言うと、習い事でコミュニケーションが多様になるからではないかと言われています。

幼稚園の中以外の人間関係。幼稚園の先生以外の先生やお友達、環境などなど。その変化が刺激となって語彙力がアップするのではないかと。

小さい頃に特定の運動を習っていた子は運動能力が低く、運動嫌いも多い

また、こんな調査結果も紹介されました。

3.4.5歳児全国9000名調査の結果ですが、体操・バレエ・ダンス教室に通っている子や体操の時間を設けている幼稚園や保育園に通園している子どもの運動能力が有意に低く、運動嫌いも多いという結果が出ました。(杉原隆東京学芸大教授 2012年)

それはなぜなのか?
特定部位を動かす同じ運動の繰り返し。説明を聴く時間も多く、動き回る時間がすくない。5歳後半すぎから自分が出来ないと嫌になってしまう⇒運動嫌いになる。

これを聞いた時に、以前、習い事を迷っていた時に読んだ本を思い出しました。
そこにも書かれていました。(すっかり忘れてた^^;;)

子どもの体力・運動力の低下についての研究の第一人者でもある山梨大学の中村教授によると、「幼少期に特定のスポーツ教室に子どもを入れる必要はまったくありません」と断言されてました。
むしろそのスポーツを嫌いになる可能性もあると。水泳もしかり。

【読書感想】間違えない!子どもの習い事を読んで思ったこと

幼稚園選びもそうだけど、子どもの習い事っていつから始めるべきだろうって悩ましい問題だったので、とりあえず本で勉強してみました。 さまざまな「習い事」の魅力、メリットなどを紹介しつつ、親が陥りがちなワナ ...

そして上記本でも書かれてるけど、一番大事なのは幼少期の「自発的な自由遊び」。
そして知能を図る「語彙得点」も、自由保育の方が高いそうなんです。

幼少時代の遊びは偉大ですね!

英会話教室に通塾した効果は英語学力に関係ない

これも、御茶ノ水付属中学で10年間追跡した結果、小学校での英語既習者と、未習者では成績の差が無いことが分かりました。はっきりしたのは、既習・未習にかかわず、家庭での学習習慣がない生徒は成績が低下するということです。

小学校での学力テストの成績が高いのは?

そして、幼児期に語彙力が豊かで指先が器用な子は、小学校での学力テストの成績が高いそうです。
幼児期の絵本体験が豊かで語彙が豊富な子ども、造形遊び・ブロック遊びが多く指先が器用な子どものPISA型学力が高いとのこと。

そして難関校突破組は、小学校就学前はよく遊んだ。また、絵本の読み聞かせの習慣もあったそう。(これも統計に基づいてグラフで示されています)

遊びを通して子どもは学習する

幼児にとっての「遊び」とは「自発的な活動」であり、頭(海馬や扁桃体)が活き活きと働いている状態です。結局子どもは遊びが一番と言うことなんですね。

  • 自分から本当にやろうとしないと自分の力にはならない
  • 自分で関心をもてば、あっという間に習得してしまう
  • 文字がかけるかどうかではなく、文字で表現したくなるような内面の育ちが大事

娘にとって何が一番必要なのか・・・

今回の講演は約2時間ぐらいだったのですが、ものすごく密度の濃い、私にとってはタイムリーに心に響く話でした。
この講演を聞くまでは上っ面だけで娘の習い事を決めようとしてました。今聞けて良かった^^

これってすごいですよね。私はいつもこうやって何かに助けられてる気がする。

講演を聞いて思ったことは、娘にとって今はまだママと一緒に遊んだり学んだりする時間が大切なんじゃないかな~と。絵画教室に入れるより、ママと一緒に家で何か作ったり、春になったら散歩がてらお花の絵をスケッチしに行ってもいいんですよね。

音楽だって、絶対音感とか何歳までに~とかいろいろ言われてるけど、別にプロになるわけでもなく、本人がやりたいと言ってからで十分間に合う。

現在、体操と英語は既に習ってるけど、この二つは本人も楽しんでやっていて、英語に至っては、お友達と一緒だから楽しいという不純な動機なのです(笑)でも近所の集会所でやってるような手軽な感じの英語教室だし、年中さんや年長さんのお兄さんお姉さんの中に混ざってやってるので、すごく刺激になってるみたい。

体操は、スポーツクラブの体操教室と違ってちょっと特殊なので、型にはまった体操(たとえば、鉄棒や跳び箱が飛べるとか)ではなく、その時々でプロが使ってる道具を使って幅広い体操をしてくれるので、子どもも見てる親も飽きないでいられるんですよね。大好きなトランポリンもあり、トランポリンがあるからやめないとまで言ってます^^

あとは、幼稚園の課外授業の体験後に、本人がやりたいと言ったら物によってやってもいいかなと思いますが、以前に比べて習い事をやらせたいと思う気持ちがなくなりました。

結局、未就学時の内は遊びが一番なんですもんね。本人が楽しいのが一番。それが一番身に付くんですもん。
そのことを胸に刻んで、残りの体験を進めたいと思います(笑)

私信:
もっと講演の内容を上手にまとめられれば良かったんだけど、まとめ能力がなく自分が残念です^^;;(ごめんね、ふーみん)

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